お風呂は自分が弟と一緒に入るようにしていたからその日も夕飯が終わってから一緒に入っていて(出典: http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1536414371/0-)
弟はなんかよく分からない形の水鉄砲で遊んでいて和んでいたら突然「お母さん今来るよ」と言い出した
結構驚いてここに?と聞くと「お姉ちゃんに会いたいみたい」みたいなことを言われて
少しだけ怖くなってもう出ようかと言ってる途中で「来たよ」と弟が言った
でも弟は何故か天井の方を見ていてつられて天井の方を見たら網状の換気扇があってそこを
見た瞬間に湯船に浸かっているのに肩から上からびっしょり冷や汗が出てきていた
コンコンと換気扇を叩くような音がして弟が返事をしようする雰囲気があったから思わず口を塞いだら
ちょっと抵抗されたけど黙ってくれた。それから何回か音が聞こえてもじっと黙っていると
換気扇から「お母さんだよ」と聞こえてきた。でも声は母親とも似つかない低い声でなんだか
少しおどけている様な変な感じもして絶対に母親の声ではなかった。思わず父親を大声で呼んだら
大きい足音がして父親が直ぐ来た。もう一度呼ぶと風呂場のドアを開けてどうしたと聞いてきたけど
同じ位のタイミングで「お母さんだよ」と換気扇から聞こえてきて父親が固まっていた
弟は変な雰囲気に気づきはじめて泣き顔になっていたけど父親が弟を抱きかかえながら「お前は○○じゃない」
と母親の名前を言った。換気扇から今度は「○○だよ」とさっきと同じトーンで返ってきて父親は「違う」と
言い返して何度かそれを繰り返していると声が止んだ
それから弟はお母さんが居ると言うことはなくなって普通に育っていったけどいつかまたお風呂で声を掛けられるような気がしてる
幼い兄弟のもとへ、死んだはずの母親が返ってくる話と思いきや、実際に現れたのは母親とは似ても似付かぬ化け物だったという、背筋も凍る話でした。
あの声は、邪悪な霊のいたずらだったのか、それとも変わり果てたかつての母親のものだったのか、考えるだけでもぞっとします。