親の仕事の都合で、住みなれた家から引っ越すことになった。
俺は友人と離れるのが嫌で反対したんだけどさ
「2:1で多数決だから」とかいう理由で引っ越すことになっちまった。決定した。
引越しして初日は、荷物運びばかりで疲れが溜まっていた。
湯船に浸かってのんびりしてたら2階から誰かが降りてくる音がした。
(うるさくて、起こしちゃったかな?)
とか考えてたら、その足音が脱衣所に入ってきた。
「お兄ちゃん、お風呂入ってるの?早く上がってよぉ~」
え?と思って黙ってると続けて、
「もぉー、上がらないんだったら一緒に入るよ!」
言うか言わないかするうち戸が開かれる
ビビって戸を渾身の力をかけて押さえて
「あっち行け!」って叫んだ。
そうする内に向こうの力が弱くなって
「もうちょっとだったのに…」
って声と共に足音がどんどん離れて行ったんだ。
でも俺の大きな声で父さん母さんが起きて来て
「夜中に騒ぐな!迷惑だろうが!」
「引っ越してきたばかりなのに御近所に迷惑掛けないでよね。」
って叱られてしまった。
でも俺は、それどころではなかった。
(出典: http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1557165839/0-)
これは比較的分かりやすかったのではないでしょうか。
主人公の家族構成は、「2:1で多数決だから」の部分から親二人と主人公の三人だと分かります。
つまり、主人公に妹なんて、いません。
では、風呂場に入って来ようとした存在は何者だったのでしょうか?
妹の幽霊でしょうか?
それとも、妹に成りすまそうとした邪悪な化け物だったのでしょうか?
もし、「妹」に風呂場に入って来られていたら、主人公は一体どうなってしまっていたのでしょうか?